中国のペーパーゴールド停止: 実際に閉じるもの
中国のペーパーゴールド停止は、銀行経由の個人向け上海黄金取引所アクセスが対象です。閉じる市場、残る市場、金価格への影響を整理します。
読む →円建て金価格をXAU/USDとUSD/JPYに分けて読む方法を解説。1グラムへの換算式、円安と金高が重なる場合、国内価格との差が分かります。
要点: 円建て金価格は、ドル建て金価格とドル円相場の掛け算で決まる。金のドル価格が横ばいでも、USD/JPYが10%上昇すれば、円建ての理論価格も約10%上がる。
国内の金価格が最高値を更新したとき、「金そのものが上がった」とは限らない。円安だけで円建て価格が上がることもあれば、金高と円安が同時に進むこともある。二つの要因を分けると、値動きの理由が見える。
国際的な金価格は通常、1トロイオンス当たりの米ドルで表示される。24金の円建て1グラム価格は次の式で求められる。
円/グラム = XAU/USD(ドル/トロイオンス)× USD/JPY ÷ 31.1035
1トロイオンスは31.1035グラム。18金など別の純度を求める場合は、24金価格に純度を掛ける。
18金の円/グラム = 24金の円/グラム × 18 ÷ 24
日本円の金価格ページでは、この換算をリアルタイムで確認できる。国内の実売価格や買取価格との比較には日本の現物金価格を使う。
開始時点を100とした単純な例で比べる。
| 変化 | XAU/USD | USD/JPY | 円建て理論価格 |
|---|---|---|---|
| 円安だけ | 0% | +10% | +10% |
| 金高だけ | +10% | 0% | +10% |
| 両方 | +10% | +10% | +21% |
両方が10%上昇した結果は20%ではなく21%になる。二つの比率を足すのではなく、1.10 × 1.10と掛けるためだ。逆に、ドル建て金価格が10%下がり、USD/JPYが同程度上がれば、円建て価格はおおむね横ばいになる。
日本銀行は実効為替レートの考え方を公開している。実効為替レートは複数通貨に対する円の動きを示す指標で、USD/JPYそのものではない。金価格の直接計算にはUSD/JPYを使い、円全体の強弱を見る補助指標として実効為替レートを使う。
計算式が出すのは税引き前の金属価値に近い数字であり、店頭で支払う金額ではない。国内の小売価格には消費税と販売店のスプレッドが加わる。売却時は買取価格が使われ、購入価格との差が取引コストになる。
短期の損益分岐点を考えるなら、チャート上の金価格ではなく、実際の購入単価と現在の買取単価を比べる。税務上の売却益については日本の金売却と税金のガイドで整理している。
純金積立は毎月一定額を買うため、購入タイミングを分散できる。ただし為替リスクが消えるわけではない。円安時には同じ積立額で買えるグラム数が減り、円高時には増える。
積立記録には、支払額だけでなく取得グラム数と当日の円建て単価を残す。平均取得単価が分かれば、現在の買取価格と正しく比較できる。仕組みと注意点は純金積立の基礎を参照してほしい。
円建ての各純度価格は、次の無料エンドポイントから取得できる。
GET https://api.goldprice.dev/v1/carat?currency=JPY
レスポンスのprice_gram_24kやprice_gram_18kは円単位の1グラム価格である。これはスポットと為替から計算した参考値で、販売店の実売・買取価格ではない。アプリではtimestampも保存し、価格の観測時刻を表示する。
関連ガイド
goldprice.dev
リアルタイムの金価格、ヒストリカルOHLC、マルチソース集計 — REST・SSE経由で提供。